キリスト教

【キリスト教破拆】五十四年十二月二日 ミルトンキーンズ
第一に悪いのは、最初土を捏ねて息を吹き込んだからアダムが出来たと言う、其れは其れで判る、そうかもしれません、その次に、アダムが一人おって困るから女を造ってあげる、又、その土を捏ねて息を吹き込めばよかった、それをそうせずに神様がアダムを眠らせた、麻酔をかけて生体解剖をやった、そうして助骨を1本追ったんだ、切り取ってイブと云う女を、人をこしらえた、此れが人間創造の初めから血を流しておる。此処に平和が来る筈が無い、神様が人を切ったんだ、それから「神を汚す者を石で打ち殺せ」と云う神様のお託宣が有る其れが実現したのが耶蘇である、耶蘇のあの十字架は、神を汚したからと云う裁判なんだ、ああいう悲劇を作る、その耶蘇の前にモーゼと云うのが出て、モーゼが神様から十戒と言うのを受けたという、十戒の中に不殺生戒が抜けているだろう、それから耶蘇が十二人を各地に派遣する「汝等万国に行って、此の福音を伝えよ、」と、山上の垂訓、その中に不殺生戒が無いだろう、それからもう一つ無いのは、耶蘇が誕生する時に天文を見る者があった、耶蘇の誕生する所へわざわざ色々宝物を持ってきた。印度辺から行ったという、何処から行ったか知らんが、そう云う事、ところがその噂を時の其処の王様が聞いた「此れはどうも大変だ此の次に王様になる子が生まれたんだ、わしの位を奪うんだ、そんならその生まれた日は大概解っておる、誰か解らんが其の内にその頃生まれた幼児を全部殺してしまう、」それで幼児狩りをやった。耶蘇が誕生した為に、何の罪も無い他の子供が全部殺された、そうして其の神様が耶蘇には「早く此処を発て」とお告げなさった、自分は逃げた、此れで世の罪を贖えるかい。*****中略*******それで今、耶蘇教と対決する時は、此処の筋を持って、此れでいいのか、御釈迦様の御誕生と比べて見る、けれども其れはやがて向こうの人方の信仰を変えさせる時の話だ、けれども今は人類が最後の宗教を求めておる、其れには、血の流れた宗教ではいけない、御釈迦様の一族が全滅された事がある。それでも自ら其の場に行きなさらんけれども徹底して平和を造って行くには戦争に加わって良し悪しを言う訳にも行かない、御釈迦様が自分の一族が滅びるに知らん顔して祇園精舎に留まんなすったと言うことを非難する者もある。それは一方の見方だ、けれども絶対に戦争に加わらなかったのとは事実だ、出家がね。今は戦争で勝つ宗教でなくて、世界に平和を作る宗教を私等は御祖師様から伝えて来た。

タイトルとURLをコピーしました