神を涜す者
現在のアメリカは人類歴史上未曾有の最大の暴力を海外で振るった事実の為に、精神的にも道徳的にも倫理的にも経済的にも破綻を示し、東南アジアの侵略がアメリカの崩壊をもたらす凶兆となりつつある。旧約聖書 創世記第一章十三、そこで神はノアに言われた(私は総ての人を絶やそうと決心した。彼らは地を暴虐で満たしたから、私は彼等を地と倶に亡ぼそう。)
ノアの洪水を起こした神は正に審判の神にして救済の神ではない。大洪水に由って突然溺死した一切の動物,就中、人間等は何所で救済されるのか。神の仕事は悪を見て審判して溺死させるのが、究極の仕事であるのか。
凡そ宗教は未来世の救済を約束するものである。
生命の永遠性を信じる時、もし未来世の救済が約束され無いならば宗教的には失格の神である。悪事を為す者を見て之を亡ぼす事は悪魔の仕事と其の殺生全滅に於いて区別は無い。
審判の神は暴虐に満ちたる現代を滅ぼす神にして、断じて現代を救う神にではない。現代を呪う神にして、現代を教化する神ではない。
現代を救う神は悪を転じて善となす善悪不二の妙理を活用する神でなければならぬ。暴力殺生を禁じて非暴力不殺生の一戒を持つ神でなければならなぬ。或は人は私を目して神をけがす者と云うかもしれぬ。然し私は聖書の神を指して人を涜す者と云う。
昭和49年6月5日 ワシントンにて
末法救済の宗教
