一天四海皆帰妙法

南無妙法蓮華経と唱えれえば、国土は平和になり、衆生が安穏になり、我が身が仏になるか。これは問題でありますが実現させねばならない。他に我々が今や、平和を作り、そして安穏な思いをする道は見出されません。科学を頼ってきて科学が生き詰まり、宗教を頼ってきて宗教がみな個人の胸の中の問題になる。天下をして、一天四海をして、等しく救い上げねばならない。平和を作り上げねばならない。このことを実現させるために、南無妙法蓮華経は、仏様が末法に、時代を限って残された法門だ、ということが日蓮大聖人の宗教であります。 初めに言葉があります。言葉は神とともにあります。その言葉がやがて、一切の人を救い上げる。これは(創世記)に予言せられた言葉であります。何が平和を本当に作り上げるか。一切の人を率いて平和に向かわしむる、その法が今、求められております。ここに日蓮大聖人の宗教が初めて現れてきました。ここで一切の仏教を統一して、世界平和を作らしめねばなりません。 1978年 10月17日 ワシントン道場お会式にて

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