久遠の本仏・本門の教主釈尊

久遠の本仏・本門の教主釈尊

久遠の本仏・法華経本門の教主釈尊、その仏様が、誰の心にも有る。

誰にあるかと云っても解りません。九識心王真如の都の世界より他、其れを見る事も知る事も出来ません。唯信ずる事が出来ます。尊いものが有る。天にあるばかりでない。我々に、あなた方に有る。子供に有る、年寄りに有る、其の時に皆拝めます。

本門の教主釈尊を本尊としますが、それから他な一切のものも皆、妙法五字の光明に照らされて本有の尊形となる。そのままにして久遠実成の本門の教主釈尊が、其の人々に現れて来ます。

其れを拝みます。竜女が即身成仏したのも、その証拠であり。提婆達多が悪い事ばかりして無間地獄に落ちたけれども、其の本門の教主釈尊は、ちっとも減りません。やがて成仏する事ができます。

我々は目の前の一切の間違った世界の姿に気を取られずに、尊い世界の中に暮らして行かねばならん。久遠の本仏を見出して、先ず我が心を綺麗にします。人の心の中の本門の教主釈尊を信じて拝みますと、何処も平和が来ます。

(昭和五十七年六月二十五日 ロサンゼルス道場)

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