久遠実成の教主釈尊

【毒鼓】 心遂醒悟

良医は元来父であります。是を寿量品に説かれたる久遠実成の教主釈尊に喩えられました。
子とは又、毒を飲んで発狂した病人であります。是を我等一切衆生に喩えられました。良薬とは特に法華経の題目に喩えられました。毒とは衆生が生れ乍らにして持って生まれた倶生起の煩悩やら、智慧分別の間違いから後天的に起こった分別起の煩悩やら、もっと根本的な無始の無明やら、総じて八万四千と称せらるる諸々の一切の煩悩を指して、毒に喩えられました。

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