科学文明

開堂供養の辞

現代文明は科学文明と呼ばれる。科学文明は十六世紀の頃から欧羅巴に発生し、独自に発達暴走して、その結果は人類全滅と自然環境破壊に猛威を振るいつつある。人類全滅も環境破壊も必ずしも科学独自の目的でもなく又、その科学の意思でもない。
人類全滅・環境破壊を行う者は科学を応用する軍隊組織と大企業とである。軍隊と大企業とを活動させて人類全滅・環境破壊を行う者は近代国家の政策である。その政策を定めてこれを実施する者は国家権力である。国家権力と云う者も所詮は国民各個の意思・思想信念の結集に外ならない。その国民の意思・思想を指導する者が所謂宗教である。

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