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問：法華経二十八品を読んでも南無妙法蓮華経は一語もないのですが、日蓮大聖人様が比叡山で勉強されて、清澄で南無妙法蓮華経と唱えられたのは、如来神力の力でしょうか、霊感なのでしょうか。 御師匠様：自らお認めなさった、妙密上人御消息という御書が...

撃鼓宣令の妙行は、我不愛身命の誓願の外相的に顕示したる天の叢雲（むらくも）の御剣であります、内外不二、性相一如、願行相応して、南無妙法蓮華経の御題目は、能持此経され、能説此経されるのであります、言い換えてみれば、南無妙法蓮華経と唱えて、唱え...

【見宝塔】　仏足山 私の信じて来た道がおそらく世界全部に広宣流布する見通しがつきます。此れより他に世界人類を救う教えはない、これが日蓮大聖人様の末法出現の使命であります。これを七百年後の今日、私達は再びこの人間界の危機を救う為に御題目を世...

法話　天鼓　昭和六十年　二月号 闇が光を嫌うが如く、病が栄養を受け付けないが如く、悪世の衆生は、成仏の正法を信受しない。悪世の衆生は心の歓喜、平和は持たない代わりに憎悪心、憤激心、猜疑心などからあ生ずる大瞋恚心を持つ、大瞋恚心の社会に爆発...

【日本の仏法】 南無妙法蓮華経の五字七字は一往妙法蓮華経と題する経巻の題目とも言われます。併しながらそんなものではありません。如来の一切の所有の法、如来の一切の自在神力、如来の一切秘要の蔵、如来の一切の甚深の事を、皆この南無妙法蓮...

【御祈念】　　昭和五年六月 歓喜、讃嘆、勇健、簡単等の特質を考える時、百千の伎楽の中で太鼓に比すべき楽器はありますまい。功徳といい、破邪といい、祈念といい、易行といい、歴史的伝来といい、信仰的流通といい、法華経のお題目に比すべき神呪、宣言...

元来困難の鍛錬をすべき仏者の行脚の中に但だ偏に身体の安楽を求むることなれば其の矛盾の為に到底頼もしからぬことになりぬべく候、金銭本位の旅客が減少したる後には、佛蹟は零落するより外に其の往くべき道はなかるべく候、苟も仏法復興の志有らん者は先ず...

【松谷磐殿へ】　昭和六年六月九日 さきに百三十留比、今度五十円、倶に今度の道場創立の経費にあて奉る可く候、 併し今度は金銭の御供養は絶対に御断り申し上げ候。内地も格道場の経営未完成に候間、それぞれそちらへ御使用被下度候。 拙子...

【トインビー教授への書翰】　１９７５年３月 経済発展至上主義は、人間の生活資料たる衣食住其の他の開発から飛躍して、貨幣蓄積事業と変容しました。是に於いて黄金崇拝と云う宗教的信念となって人間最高神聖なる行為の如く誤って認められました。 人...

【御消息】杉浦千鶴子様へ　昭和三十年頃　十一月十一日　大海丸 南無妙法連華経　十一月三日横浜港を船出して九日に基隆（台湾）に入港致しました。台風二十号の北上に由って十日は暴風雨でした、十一日は雨が止みましたので荷役を済まして午後二時か...