御法話

修行

頭陀苦行

【十二頭陀 】 一閻浮提 重門高楼閣は仏法の繁昌とは見ゆれども、仏法衰微の兆候とは思いがたし。されど一度重門高楼閣の中に安養休息になれたらん者が、ふたたびそこを出て、樹下石上に寒暑風雨の中にその身をさらして、ひたすら道を行じ、法を弘むるこ...
修行

娑婆一日の修行功徳

【仏教と世界平和】 極楽で菩薩に守られて仏様のお説教を聞いて百年間ご修業するよりも、仏法はなくなって人々が十悪、悪いことばかり、あれこれやる時に、此の娑婆世界で正しい法を弘めていくための一日の修行は極楽百年の功徳に勝る。
修行

僧伽の生活

日本山の僧伽の今日の活計、自然に無住所の頭陀の遺法に応じたるを喜ぶ,彼の世間の無住者の謗り、浮浪人の汚名を厭う(いと)ことなかれ、仏法の面目、出家の本意は、かくのごとき汚名の下に伝来し護持せらるるものぞ、世間の汚名は出世間の高風なり、如来の...

こころ構え

【青山法尼へ】 昭和九年七月十七日 魔障はその人の短所に競わずして長所に競い申し候。人に勝れて長所ある者は、人に劣って短所ある者よりは危険にて候。短所に躓くよりも寧ろ長所に躓くものにて候、心すべき段の鑑にて候。

平和の根底をなすもの

法話 天鼓 昭和六十年二月号 一度社会生活に闘争の手段を採用すれば闘争は遂次発展するばかりである。明治以来の日本国の歩みし道は、其の例証である。闘争に由って平和の目的を達成することは到底不可能であると言う事は、理論よりも万国の歴史が分明に...
マハトマ・ガンジー翁

アヒンサ 3

アヒンサ 3 (昭和三十八年頃) 中印国境紛争についてこれを案ずるに、中共は元来殺人破壊を前提として社会革命を遂行せんとする唯物主義の暴力的国家である。インドは元来非暴力を前提として政治革命を達成せる道徳的平和国家である。 すなわち平和...
マハトマ・ガンジー翁

アヒンサ 2

アヒンサ 2 欧州文明の華々しいネオンサインの中に近代国家と称するものが現れた。かくのごとき強大なる国家群が地上に続々と現れては、彼等は羊の如く柔和に、小鳥の群れのごとく明朗に、共存共栄する道理はない。 国家自衛のためにと言って、一切の...
マハトマ・ガンジー翁

アヒンサ 1

アヒンサ 1 私は日本国から来た一個の巡礼者であります。私は三十余年以前に、日本国の仏教徒の一比丘としてインドに渡り、各地の仏蹟を巡礼致しました。なかんずく王舎城耆闍崛山は、私が不断に唱えておる南無妙法蓮華経の経典を八か年にわたって釈尊が...
マハトマ・ガンジー翁

インド国ニューデリーのラージガート仏舎利塔地鎮祭

インド国ニューデリーのラージガート仏舎利塔地鎮祭 私の一代の仕事はインドに仏法を復興する、という誓願に尽きるようであります。 これは日蓮大聖人様の「日本の仏法、月氏へ返るべき瑞相なり」(諫暁八幡鈔)のご誓願でありました。大聖人様ご入...
マハトマ・ガンジー翁

マハトマ・ガンジー翁と祈り(2)

それが近頃になりましてインドはいつも戦争ばかりしております。困ったことであります。最近、私はインドへまいりました。そしてガンディー翁の跡を継いでいるヴィノバという人に会いました。この人は私たちのことをよく知っていて、私に百姓のできるお坊さん...
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