御法話

近代文明・科学文明

現代文明の転換期

物質はどうしても限られます。政治でも、経済でも、軍事力でも物質欲のものは制限がありまして、やがて亡びます。 人間の智慧が発達して、その発達した智慧が物質に執着しまして、争いとなり殺し合いになりました。もはや物質的などんな力をもってして...
近代文明・科学文明

科学文明

開堂供養の辞 現代文明は科学文明と呼ばれる。科学文明は十六世紀の頃から欧羅巴に発生し、独自に発達暴走して、その結果は人類全滅と自然環境破壊に猛威を振るいつつある。人類全滅も環境破壊も必ずしも科学独自の目的でもなく又、その科学の意思でも...
近代文明・科学文明

文明とは

文明とは 文明とは電灯のつくことでもない、飛行機の飛ぶことでもない。原子爆弾を製造することでもない。 文明とは人を殺さぬことである、物を壊さぬことである、戦争しないことである、お互いに人間が親しむことである、お互いに人間が敬うことである...
近代文明・科学文明

真実の宗教

【トインビー教授への書翰】 1975年3月 (2) 近代人の総てが経済的発展を至上目的とするに至った原因は、小中大学に於ける科学教育の犯したる罪悪であります。 現代の痛恨事は国家社会が宗教拒絶状態に在ることであります。宗教は偉人...
近代文明・科学文明

大自在の生活

現代苦悩は皆就着より起これり。執着は名利の両途なり。学校会社階級等は、皆執着の謬りなり。名利を西洋式に組織したるものなり。一度学校会社階級に入れば、人生本来の大道忽然として迷失し、営々として唯その奴隷となる。少年の学校病、青年の会社...
近代文明・科学文明

和合僧海

現代苦悩は皆就着より起これり。執着は名利の両途なり。学校会社階級等は、皆執着の謬りなり。名利を西洋式に組織したるものなり。一度学校会社階級に入れば、人生本来の大道忽然として迷失し、営々として唯その奴隷となる。少年の学校病、青年の会社病、階級...
霊鷲山

王舎城日記(2)

三月六日、今朝は霊山参詣の前に水を飲んで道中の困難を克服せねばならない。水を飲んで出発した、昨日よりは足が軽い。 鳥けもの入乱れたる足跡の 虎より太き人の足跡 就中鹿の蹄の跡と虎の足あとゝが最分明に見える昨夜鹿は虎に喰はれたであろうか...
霊鷲山

王舎城日記(1)

王舎城日記 南無妙法蓮華経        王舎城 二月廿五日   日  達 昨日漸く長途の旅行を終へて帰山致しました。「本来の使命」十部空送に預り一百日を過ぎて再び本来の使命を再見致しました。花岡山「天鼓」十二月号をも併せて拝受...
開教

開教

開教ということは、大勢の力でやるものではありません。ただ一人から始まるのであります。日本の仏法、伝教大師も弘法大師も道元禅師も、いずれも中国で法を受け、あるいは習って、日本で教えを広められました。ただ日蓮大聖人の仏法のみが中国からも習わず、...
開教

海外布教

倉野行陣上人へ  昭和九年正月九日 スリランカ 台湾開教三ヵ年間の御仏事歴歴として現前し宛ら貴師に会えるが如く感じて歓喜致し候、貴山勧請し奉れる高祖大聖人様の御尊像出現於世の霊験感応の法話不思議とも申す計り無く感涙袖を湿し申し候、此の...
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